2025年11月23日手塚治虫ブラック・ジャック展を見てきました。
場所はあべのハルカスです。前にも浮世絵を見てきたところなんですよ。
当日2,000円ですよ。
お昼を食べてゆっくり見に行こうと思いました。14時半ごろから入場したのですが、見終わったのが17時過ぎ。もうとっぷり日が暮れそうでした。
じっくり見応えのある展示でして、時には拝見してて涙ぐむものもあったのですよ(つд⊂)エーン
さてあべのハルカス16階に降りますと……

もぐりの医師、ブラック・ジャックと助手のピノコがお出迎え。
幾つか衣装が用意されており、コスプレ気分で彼らと記念写真を撮ることができます。
小道具で聴診器などもありました(笑)

今日も渋い顔のブラック・ジャック先生。
今日の患者は治療代の支払い大丈夫か、もしくは手術のことで悩んでいるのでしょうか。

今日もキュートで有能(?)な助手のピノコさん。

厳しい眼差しが私を撃つのです。

ブラック・ジャック・オールスターズ。
椎竹先生渋すぎ( ̄ー ̄)ニヤリ


本間先生……言われる通りです。

おやすみなさい、ピノコ。

名台詞の数々。


この2人のコンビは安心できますよね。

無免許の天才外科医。難病から宇宙人、幽霊、コンピュータまで治してしまう不思議な医者。
治療代は、何億の場合もあれば、ラーメン一杯、子供の作った風車なんて時もあるのです。

ある患者の畸形嚢腫から生まれた双子の妹。
言わずと知れたブラック・ジャックの奥たんなのです。そして孤高の医師を支える最大の理解者。アッチョンブリケ!!

盲目の針治療師の琵琶丸さん。時にはブラック・ジャックにも針を打つのです。

ブラック・ジャックの恩人にして恩師の本間先生。
彼がバラバラになったブラック・ジャックの身体を縫合したのです。

ブラック・ジャックのライバルにして、敵、ドクター・キリコ。
不治の病に苦しむ患者に対して、安楽死を行う死神。
しかし治るのに越したことがない、と言っていますので、あくまで彼は医師なのです。
彼の存在は現代に必要なのかもしれませんよ。

手塚先生。
手塚治虫さんの分身であり、ブラック・ジャックの理解者の一人。
基本良い人(笑)
ということで第一展示室までは撮影可能でした。
この後は手塚先生の凋落(経営していたアニメプロダクション虫プロの倒産、劇画ブームに押されて人気低迷)からブラック・ジャック連載のきっかけについて、関係者のインタビューが流されていました。
劇画ブームに負け、人気が低迷していた、というのは、初めて知りましたよ。
そして少年チャンピオンの編集者が、手塚治虫の死に水を取ろうと声を掛けて始まったのが、ブラック・ジャックなんですって。
いやあ驚きました。
私なんかは後に単行本で知ったくちですので、その様な経緯は知らず、夢中になって読んだものです。
時にはグロテスクな描写もありましたが、起承転結を盛り込んだ濃厚な内容に感動したものです。
皆さんもご存じかもしれませんが、「目撃者」という話は私のお気に入りの一つです。
ネタバレですが、ストーリはこんな感じ。
爆弾テロの犯人を目撃したOLさんは、眼に怪我をして失明してしまいます。
警察は眼の手術を依頼するのですが、手術をしてもほんの数分しか視力が戻らず、やがてまた失明してしまうため、ブラック・ジャックは残酷な手術はできないと断ります。
ただし警察の執拗な要請とOLさん自身の要望もあって、眼の手術を行い視力は回復します。
容疑者一覧から犯人は無事捕まるのですが、やがて視力が失われる時刻が近づくのです。
OLさんはベッドに横たわりながら、外を眺めて、
「……きれいね、景色って……あたし、一生忘れないわ」
と呟き、だんだんぼやけていく光景に涙するのです。
ブラック・ジャックは、手術代すべてを彼女に渡すことを警察に頼み、その場を去りました。
……好きだなあ、この話。残酷で悲しく、救いもないのですが、OLさんの
「あたし、一生忘れないわ」
が私の胸を打つのですよ。
何だか熱く語ってしまいましたね。
ブラック・ジャックの単行本が全巻欲しくなってきました、でわ。