馬鹿琴の旅立ち

独り言を綴っています。主にお城や史跡がメイン。時にはお相手して下さい。

大江山に登ってきました

2025年9月27日大江山に登ってきました。

大江山はこんなトコです。

JR福知山駅下車。9時半ですがこの時点ですでに予定より遅れております。

本当は9時に着きたかったのに、電車を間違えて乗りそびれました(´・ω・`)

福知山駅から丹後鉄道に乗ります。

くろまつ号。ランチも食べれる上級国民向け車両(笑)

私が乗るのはこの赤い方。心なしか赤鬼っぽいです。

しかしここで痛恨のミス。気を失ってしまい起きたら宮津駅。宮福線の終点にいました( ;∀;)

宮津から戻るという体たらく。

目的地の大江山口内宮駅。11時47分。

予定では9時40分にいたはずですので、2時間もロスしています。

降りると空気がひんやり。

今日の予定は3社を巡って、日本の鬼交流博物館に寄り、鬼嶽稲荷神社でお参りしてから、大江山に登る予定です。

交通手段は全部足。バスなど使いませんありません。2時間ロスが痛すぎますね。

青鬼がいる大江山国定公園案内所には寄れません( ;∀;)

3社の一つ、元伊勢内宮皇大神社にお参りします。

マンホールは鬼さんでした。

聖徳太子の弟の麻呂子親王、当麻皇子として知られている方が、大江山で鬼退治をした時にお手植えされたそうです。

大江山の鬼退治は都合3回あったそうで、崇神天皇の弟彦坐王の土蜘蛛退治、麻呂子親王の鬼退治、そして源頼光の鬼退治。

よっぽど鬼が出やすい場所だったんでしょうかねえ。

面白そうです(失敬)、見に行ってみましょう。

ほうほう、小振りなお社ですがお参りしましょう。

これがその奇石ですか、鳴らしてみると……確かにカーンという金属音がしますよ。

これで私も金運がUPです(*´▽`*)

本殿そばのご由緒。

ちなみに元伊勢のお社は各地に幾つかあります。

神様は諸国を旅していたのです。

木の皮を剥かずに作る原始的な黒木の鳥居は珍しいんですって。

そういえばあまり拝見したことがないかもしれません。今日の無事をお祈りしてきます。

御朱印もいただきました。この時点で12時15分。

では奥にあるという天岩戸神社に向かいます。ここから500メートルほど北側に……

これはその途中にある日室ヶ岳遥拝所。ピラミッド型の山の上には磐座があるそうです。

大江山と日室ヶ岳、皇大神社、そして伊勢神宮は同じライン上にあるのですって。

天岩戸神社の表示が出てきましたが、ん?

下るのですか?

まあこれは想定通りの説明です。

これが今降りてきた階段です。結構急でした。

おっと更に川沿いに下りますよ。

あら、また急な階段だこと。

えー岩肌にお社がくっついています!!

しかもロープ場ならぬ鎖場でお参り?

よくこんなところに作りましたねえ。

私も20代の若さがあれば鎖に掴まってお参りするのですが、もう無理です。

ちゃんと手前にお賽銭箱がありましたので、そこにお賽銭を入れて、下からお参りしました(´・ω・`)

 

昔天女が降りてきたという真名井ヶ池。眼の病に効き目があるんですって。

今も水はあるのかな?

ありましたね、ロープ越しですけれど。

酒を勧める青鬼さん。その名も清流鬼。

昔丹波の大江山、鬼ども多くこもりいて、これ歌の歌詞らしいです。

道の両側で待ち伏せする鬼たち。

ちょっと横にそれて、宮津街道に入ってみます。

何か見どころが多そうな感じですよ。

鹿と猪注意ですって。熊については触れていない様ですね。

鬼の足跡!

こりゃ大きい足跡です、30センチ以上ありますかねえ。

この巨石は源頼光の腰掛け岩ですって。

こんな山の中ですから、源頼光も休みますよね。

13時半ですから私も休みたい時分です。お腹が空いてきました。

吊り橋です。

新童子橋と銘打っております。渡ってみましょうか。

上から見下ろすと宮川が見えます。そんなに高い場所ではありません。

呆気なく渡れました。さ、戻りましょう。

お社が見えました。

例の聖徳太子の弟君、麻呂子親王の鬼退治のお社です。

美多良志荒神のご由緒が記されています。

お参りして行きましょう。

質素な神社ですが、味わい深いのです。

 

ここを降りたところに木のベンチがありました。遅いお昼のお弁当をいただきます。

真っ白につややかな光を放つ怪しいキノコさん発見🍄

ここをまっすぐ行きたいところですが、横の道を歩いて行きます。

今の目標は日本の鬼の交流博物館。

酒呑童子も駐車禁止を訴えております。

一応ここも大江登山口なのですよ。

おお、源頼光さん御一行様です。

1、2、3、4、5、6……あれ、一人多いです。

源頼光と四天王(頼光四天王の渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)ともう一人は、藤原保昌(平井保昌)かってとこでしょうか。

平成の大鬼瓦。ここまで来ると日本の鬼の交流博物館です。

14時13分ですので、博物館に寄っていくことはできません( ;∀;)

また来たいですねえ、来れるかなあ。

大江山の家グリーンロッジ童子荘。赤鬼と青鬼が門番ですね。

ここから鬼嶽稲荷神社まで後、5.4キロ。ギアを上げて歩きます。

少しづつ傾斜がキツくなっていきます。

平家鬼。

気がつくと、キノコがすくすく育っています。

稲荷鬼さん。何かを指差しています。

15時40分、鬼嶽稲荷神社到着です、ふぅ、疲れましたぁ。

山頂まで後1.1キロメートルですって、どうしようかなあ。

ここから見る眺めは良いですよ。大江連峰が美しいのです。

神社のご由緒などはあまり分かりませんが、ここが目的地なのです。

後はもう上に行くかどうか、ってとこです。

下って300メートルに鬼の洞窟があるんですって。険しそう。

神社横に大江山登山道。山頂まで1,100メートルです。

15時52分、ここまで来たら行きましょう!!

最後の力を振り絞って参りましょう。

でも厳しいなあ(笑)

200メートル弱進んだ段階で、左手に酒呑童子供養塔があります。

行きたいのですが、時間が時間ですので、後にします。

山頂まで300メートル!!

もう少しです。頑張るのだ、私。

16時25分、何か見えてきました。

ここを、ここを登ると……

山頂ですっ!!

三角点だ、タッチします。

大江山連峰、しかし山の区別ができませんねえ。

832メートル、私良く登りました、デヘヘヘ。

16時半です。

北方面、左手には若狭湾があるはずですが、良く見えません。

ひとしきり山頂を堪能した後、下山です。

30分掛けて、17時に鬼嶽稲荷神社のところまで降りてきました。

 

結局、酒呑童子の供養塔と鬼の洞窟には寄れませんでした。

こちらが供養塔。

こちらが鬼の洞窟です。

こちらを見て行ったつもりになります(笑)

 

帰り道、また見つけちゃいました。

しかし帰らないと!!

小さな祠と鳥居があるのを横目で見ながら進みます。

17時過ぎ、どんどん日が暮れていきますからね。

 

あっという間に暗くなってきました(´・ω・`)

上弦の月と星が私を照らします。

ただし灯りは少なく道は真っ暗、私の行く先も真っ暗( ;∀;)

車がビュンビュン通って行きますので、轢かれない様に気をつけます。

 

しかし寒くなってきました。昼は半袖でも暑かったのに、もう震えるくらいに寒いのです。

秋がようやくやって来た感がしますです。

そして山頂から3時間弱で大江山口内宮駅にようやく到着です。19時25分。

もうヘトヘトです、虫しかいない駅で丹後鉄道を待ちます、19時58分福知山駅行きです。

列車の中で足を揉み揉み、しかし眠らない様に注意します。

さあ、次は丹波篠山経由大阪行きに乗らねばなりません。

今日歩いたルートMAPですよ、片道12キロで往復24キロも歩いたことになります。

私史上、最大の歩みでした(笑)

 

でわ。