2025年6月7日、今治城に登ってきました。
日本100名城79番目、私は2回目の登城になります。
こんなトコ。
大阪からは新幹線に乗って、7時半に福山に到着します。
2022年は福山城築城400年だったのですね。
福山城には今日は登城できませんが、ちょっとだけご挨拶。
江雪左文字が気になりますね、国宝の名刀江雪左文字は今は福山市が所有、今は福山美術館が展示しているそうです。
さて9時50分、福山駅発の高速バスのしまなみライナーに乗ります。
前に能島城に行ったルートと同じです。そのお話はこちら。
途中の島で降りることなく、約1時間半で今治港桟橋に到着。
ほら今治桟橋のバス停から今治城がコンニチワ!
振り返りますと今治港です。クジラでも模しているのかしら。
少し小さな雨がパラパラですが、今治城を指して歩きます、およそ15分が目安。
船の泊まっている今治港をぶらぶら。
マンホールはお城と関係なく、千石船。
およそ15分でお城が見えてきました!!
うーん、縄張が大きく感じませんか?高松城とか伊賀上野城とか比べて、堀が大きく、広く感じます。
シュッとした背の高い天守。
残念ながら模擬天守。それどころか今治城には天守が無かった説まであるのです(´・ω・`)
天守が無かったことで落ち込む訳にも行きません。まだ9時半ですので、お堀の周りを一周してみます。
東北方面、艮の方角からの眺め。
真東から見た今治城。手前の櫓が金蔵だった御金櫓(おかねやぐら)。
アップにすると天守がスッキリ。犬走りまでよく見えるのです。
天守がスマート過ぎですね(笑)
ほぼ真南から見た今治城。建物がほとんど隠れちゃいますね。
今度は西から見た眺めです。
うん?面白いものがあります。
故平山郁夫画伯のスケッチポイントですって。
なるほど同じ構図ですね、私の撮ったポイントと。
えっへん、私凄いぞ(?)
こう見ると秀麗な天守も悪くありませんね。
ほぼ一周したので中に入ります。
西側の山里という庭園から橋がありますので、そこを渡ります。
今は閉まっているようですが、料亭ですかね。ほぼ人間と等身大の信楽狸さんが門番をしています。
橋を渡って、お城へ。
天気がもっと良いと嬉しいのですが。
お堀では魚が泳いでいます。種類までは分かりませんねえ。
お城の規模が改めて大きいと感じます。
関ケ原の戦いの軍功で今治12万石を与えられた藤堂高虎が築城したのですが、さすが、といって良いと思うのです。
ようやく橋を渡って、中へ。
この階段を登ると、
山里曲輪の山里門がお出迎え。
横を見ると天守の圧力を感じます(笑)
早く入りましょ。
ふう、やっと中に入りました。
お約束の今治城と藤堂高虎さん。高虎さんは騎乗しています。
蒼吹の井、なんて洒落た名前の井戸がありましたが、下を覗いても水の在りかは見えませんでした(´・ω・`)
10時ジャスト、ようやく天守前に着きました。
お城の歴史について述べられています。
不遇の養子であった藤堂高吉さんが今治城代になっているんですね。
本丸御門を中から見上げるとこんな感じです。
天守の中に入るその前に、
吹揚神社があります、お参りしましょう。
横には稲荷神社もあって、鳥居のワープゾーンが設置済み。
お参りしたのでようやく本丸内へ。入館料520円でした。
御城印を入手しました。それと、
お城カードですよ!逆さ今治城もがバッチリ映っています。
天気の良い日がお城の素晴らしさを倍増させてくれます。
中では比較的近く(?)の能島城のPRも。
逝去された香川元太郎さんの描かれた今治城です!!
藤堂高虎関連のお城。和歌山方面にまだ行ったことも、聞いたこともないお城があります。
今度調べてみましょう。
ジオラマ。何だかスッキリし過ぎ(笑)
お城の排水溝の土管(?)あ、石だから石管ですか。
キツネか猫が舐めそうな行燈。時代劇で見る四角形のものとは違うんです。
今治の刀工、相模守国維(くにふさ)の刀。
かつての縄張り図。平城、本丸と記載されていました。
階段では今治のゆるキャラ、バリィさんが重要事項をアナウンス。
飴買いの幽霊図。円山応挙の曽孫にあたる国井応文が描いたそうです。
このお話は怖いというより、哀しいお話ですよね。
幽霊の顔も怖くなく、ただ悲しくて我が子を心配している姿に見えます。
虎、というより、大きくてやや怒った猫に見えます(笑)
赤壁遊水という題の絵ですが、崖に赤壁の赤字がないのでやり直し!(笑)
暴れん坊将軍こと吉宗の領地安堵状。よって件の如ししか読めません( ;∀;)
一番上に来ました。北側の今治港、瀬戸内海の島々が見えています。
南側を見ると神社があります。
どうもこの神社がかつての本丸跡だと言われています。
本丸を出ました。3つの櫓が見学できるそうですので、探索します。
御金櫓。こちらはアマチュア写真家の作品がたくさん展示されていました。
振り返るとやっぱりシュッとした天守。
こちらは山里櫓。中にはお皿などの生活用品、武具、防具、藤堂家の後に転封された久松松平家の当主の書画がありました。
最後は武具櫓と鉄御門です。展示品はなく、黒鉄御門の上を歩くことができました。
美しく整備されています。中は大分広いんですよ。
鉄御門を見下ろすことができます。
曲者がいたら撃退できそうですね!
鉄御門は頑丈そう。
お城と藤堂高虎を見てから、
鉄御門の巨石に感心しながら、
お城の外に出ました。さよなら今治城。
JR今治駅まで歩くとします、約25分ですかね。
順調に11時47分、今治駅に着きました。12時4分の松山行きJR予讃線に乗りたいのです。
あ、バリィさん!!
お弁当を売っていましたが誘惑を振り切って、駅構内に入ります。
お、予讃線が待っていてくれました。
今治駅とはこれでおさらばです。次の目標は新しくエントリーしますね。
でわまた。